突然日本を襲ったあのおそろしい地震から、一ヶ月が経とうとしています。
テレビに見る無惨な影像に胸ふさがれる毎日です。
それに追い討ちを掛ける様な原子炉事件。
何を助ける事も出来ず、唯々亡くなられた方々の御冥福を祈り、
又被災地の一日も早い復興と、被災された方たちの未来への希望を
心をこめてお祈りするばかりです。
四月に入って、桜も漸 く冬眠から覚めた様子、青空にほんのりピンクの花を開き始めました。
我が桃華会の重鎮、小河一久、晴子夫妻のダイヤモンド婚展は、予定通り開かれ、
日々続く余震に不安の消えない時でしたが、大勢の方が会場に見え、
墨絵と書の暖かい雰囲気に心が和みました。
人はそれぞれの持場で、そのとき出来ることを、前向きに全力を尽くしてやる事が、
被災地の方々へのエールにもなると、信じます。
私たちは、日本の美しい墨絵を絶やす事のない様に、秋に東京で開かれる
《桃華会 墨絵展》をめざして真摯に励みます。
MOMOKO